むち打ちが悪化するかも！やってはいけない行動を解説
交通事故やスポーツ中の衝突などで首に強い力がかかると、「むち打ち」になることがあります。
頭を支える首の頚椎には太い神経が通っているため、軽度なむち打ちでも油断はできません。
今回は、むち打ちになった時にやってはいけないことを紹介いたします。
受傷直後の適切なケアが、悪化や後遺症を防ぐポイントです。正しい対処を心がけましょう。
むち打ちになった時にやってはいけないこと６つ
むち打ちになった時にやってはいけないことは、次の６つです。
１．そのまま放置する
２．体を温める
３．マッサージをする
４．大量の飲酒をする
５．長時間の運転をする
６．首に負担をかける運動・姿勢を取る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
１．そのまま放置する
むち打ちをそのまま放置すると、首の痛みや筋肉のこわばりなどが悪化し、後遺症が残るリスクが高まります。
首のケガは命にかかわる可能性があるため、すぐに対処しましょう。
事故直後はアドレナリンが出ていて、痛みを感じにくい時があります。
むち打ちを軽く考えていると初動措置が遅れるため、首周りのケガで安易な自己判断は禁物です。
２．身体を温める
むち打ちになった時に入浴や温湿布で身体を温めると、首周りにできた炎症が進行し、悪化する危険性があります。
筋肉がこわばる時は温めたほうが楽になるものの、むち打ちには当てはまりません。
受傷後２～３日は湯船に浸かるのは控えて、入浴は手短にシャワーで済ませる必要があります。
３．マッサージをする
マッサージには筋肉に緊張をほぐし、血液の循環を促す作用があります。
筋肉が凝り固まった時や痛みがある時に有効でも、むち打ち直後のマッサージは傷ついた筋肉や靭帯にダメージを与える可能性があるため危険です。
むち打ちと筋肉疲労は同じではありません。
受診前に自己判断でマッサージをするのは控えて、安静に過ごすことが大切です。
４．大量の飲酒をする
アルコールを摂取すると、血液の循環が良くなります。
衝撃を受けて内出血が生じている場合は、痛みや腫れが強くなるため要注意です。
特に、交通事故でむち打ちになったときは、内臓の損傷や頭部打撲の外傷を負っているかもしれません。
大事をとって、受傷後１週間程度は飲酒を控える必要があります。
５．長時間の運転をする
車の運転はストレスが大きいため、受傷直後はなるべく避けたほうが無難です。
運転中は、事故や違反しないように常に緊張を強いられます。
身体が緊張すると交感神経が優位に働き、血管を収縮させるため、むち打ちによる痛みや筋肉のこわばりが悪化しやすいのです。
また、運転中は姿勢が崩れやすく、長時間の乗車は身体に大きな負担をかけます。
６．首に負担をかける運動・姿勢をとる
事故に遭ったときは筋肉の損傷以外にも、骨折や脱臼をしている可能性があります。
病院受診前にストレッチをすると怪我を悪化させて重症化しやすいため、身体が痛みやつらさを感じている時に無理は禁物です。
むち打ち直後は、スポーツ・肉体労働・長時間のデスクワークなどの負担が大きい動作を控える必要があります。
枕の高さや固さがあっていないと首に負担をかけるため、寝姿勢にも気を付けましょう。
なぜやってはいけないの？むちうちに潜むリスク
むち打ちになったときにやってはいけないことをすると、症状が強く出たり、後遺症が長く残ったりするリスクが高まります。
むち打ちの代表的な症状は、次のとおりです。
・首、肩、背中の痛みやコリ
・頭痛
・吐き気
・めまい
・腕、手のしびれや違和感
・関節の動かしにくさ
・重だるさ
・自律神経症状
むち打ちは交通事故やスポーツ中の衝突などで首に強い衝撃が加わって引き起こされる外傷性の障害です。
正式には「頸部捻挫」や「外傷性頚部症候群」といい、個人差があるものの、回復までに２～３ヶ月かかるとされています。
また、受傷から２～３ヶ月を過ぎると症状改善のスピードが鈍化します。
早期に適切な対処をしないとリハビリに数ヶ月、重症化すると１年以上かかる可能性もあるため、むち打ちは正しい対処で、早めの改善を目指しましょう。
むち打ちになったときにすべきこと３つ
むち打ちになったときの正しい対処法は、次のとおりです。
１．できるだけ早く整形外科を受診する
２．痛む部位を冷やす
３．無理をせず安静に過ごす
それぞれの要点を詳しく診ていきましょう。
１．できるだけ早く整形外科を受診する
交通事故やスポーツ中の衝突事故で首に衝撃を受けた際は、早めに病院を受診しましょう。
受傷直後は問題なくとも、あとから強い痛みや機能障害が出る可能性は否定できません。
専門医の診断を受けて、早期に治療を始めるのが肝心です。
病院ではレントゲン・MRI・CTなどの医療機器で損傷状態を確認し、湿布や頚椎カラーを用いた経過観察で治療を進めるのが一般的です。
痛みが強い場合は内服薬や外用薬で抑えられるので、病院での治療やリハビリテーションは、維新お指導に従いましょう。
良くなってきても、自己判断で物理療法や運動療法を中断しないのが改善の早道です。
２．痛む部位を冷やす
受傷直後は、傷む部位を冷却するのが正しい対処法です。
氷やアイスノンなどを当てて冷やすと、炎症を抑える効果が期待できます。
とはいえ、冷やし続けると逆にダメージ回復が遅れるともいわれているため、冷却は受傷直後に限定されます。
また、氷やアイスノンを直接肌にあて続けると、凍傷になる可能性があります。
氷やアイスノンはタオルの上から、２０分を越えない範囲を目安にあてて使うのがポイントです。
痛みが引かない場合は時間をおいて、数セットの冷却を繰り返してください。
３．無理をせず安静に過ごす
むち打ちになったときは無理をせずに、静かに過ごしましょう。ゆっくり休んで、損傷した首周りの組織のダメージ回復を促す必要があります。
個人差はあるものの、受傷後２～３週間は安静にするのが一般的です。
頚椎カラーを使うと、多少動いても首周りを固定できます。
むち打ちの悩みは整骨院にも相談しよう
むち打ちの痛みや違和感に悩んだら、身近な整骨院に通ってケアを受けるのが解決の早道です。
プロの施術で筋肉や骨格にアプローチをして、ダメージを受けた首周りの傷みやコリを和らげましょう。
病院での通院治療が終了した後の定期的なケアにも最適です。
京成臼井駅前ひまわり整骨院では、交通事故による外傷、スポーツ外傷と幅広い身体のお悩みに対応しています。
一人ひとりの筋肉や骨格に合わせたメニューを提案しているため、無理なくご利用いただけます。
痛みが少ない施術なので、整骨院に初めて通う方にもおすすめです。
むち打ちや身体の痛みのお悩みは、どうぞお気軽にご利用ください。
まとめ
むち打ち受傷後の対処を間違えると、後遺症が長引くリスクがあります。
強い衝撃によって引き起こされる首の痛みやつらさは、放っておいても改善されません。
やってはいけないこと、やるべき対処を正しく理解して、悪化させずに早めの改善を目指しましょう。
むち打ちによる首の痛みやつらさが長引く場合は、身近な整骨院にも相談して対処してください。
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